小学6年生のときのことです。ヘルパーをしていた祖母が介護福祉士の資格を取るため、私を相手に実技試験の練習をしました。そのとき「なんて素晴らしい仕事なんだ」と知ったと同時に、将来は福祉の道に進もうと決めました。その後、少しでも早く福祉の仕事がしたくて、介護の資格が取得できる福祉科のある高校に進学。看護師だった母が勤めていたご縁もあり、この施設の雰囲気の良さにひかれて就職先として選びました。
この施設の魅力は、いつも温かな雰囲気に包まれているところにあります。それは先輩スタッフの誰もが、やさしい対応をされているからだと思っています。特に私が関心するのは、丁寧な介助はもちろん、ご利用者様が心地よく過ごしていただけるよう、つねに創意工夫をされている点です。さらに入社して2年目の私に対しても、「わからないことがあれば気軽に聞いてね」と気にかけてくださいます。ご利用者様はもちろん、働く人にとっても過ごしやすい環境が整っていることを実感しています。
自分がしてもらって、嬉しいことは何なのか。そう考えながら、ご利用者様の立場を自分に置き換えて日々の介護業務に取り組んでいます。介護という仕事にとって肝心なのは、「一人の人間」として応対することだと思っています。そうは言っても入浴拒否されるなど、すんなりと進まないこともあります。そんなときは先輩方の適切な応対を参考にしたり、相談したりするなど前向きに取り組んでいます。その結果、ご利用者様から「ありがとう」とのお言葉をいただくことができ、この仕事のやりがいにつながっています。
もっと段取りよく仕事ができるよう、自分なりにできることを考えて日々がんばっています。この先の目標は明確には決まってはいませんが、今の仕事に活かせるように認知症ケアに関わる資格を取りたいと考えているところです。認知症ケアに関わる資格は、たくさんあります。まずは、どんな資格があるのか調べるところから、少しずつ進めていこうと思っています。
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